ポスターの虎の絵に一目惚れして、特別展「生誕270年 長沢芦雪―若冲、応挙につづく天才画家―」に行ってきました。

 

2月6日(火)から3月31日(日)まで九州国立博物館で開催されています。
九州国立博物館は、福岡県太宰府市、あの太宰府天満宮の隣にあります。国内で4つ目の国立博物館です。
長沢芦雪(ながさわ・ろせつ)は、現代でも「奇想の画家」の異名で親しまれ、国内外で高く評価される、18世紀後半の京都で活躍した人気絵師です。
同時代の京都で、江戸絵画のスターたち(芦雪の師・円山応挙のほか、伊藤若冲、与謝蕪村、池大雅、曾我蕭白ら)が競い合うように作品を生み出していたことを想像すると、ズキズキワクワクしてきます。
ポスターの「虎図襖」は、魚から見た猫を描いているそうです。
※前・後期で大規模な展示替えがあるため、ポスターの「虎図襖」が見られるのは3月3日まで(前期)です。
「龍・虎図襖」は、1707年の宝永地震による大津波で全壊した寺をおよそ80年後に再建する際に描かれたものだそうです。(和歌山 無量寺・串本応挙芦雪館蔵)
精密なデジタル再製画が収められている本堂(一般非公開)では、虎は西に、龍は東に向かい合うように配置されているそうです。(西の白虎、東の青龍は仏教の守護神)
大画面の虎は、近寄って見ると力強く強烈であり、遠見にはサーフィンをしているように見えました (^-^)
特別展示室入口にある「花鳥遊魚図巻」の仔犬たちの看板
かわいい、わんこちゃんの絵は、後期(3月5日~31日)の展示です。
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芦雪が何に愛着を感じていたかをぜひ体験してみてください。