飯塚市の夏の風物詩、飯塚山笠。長引くコロナ禍で昨年に続いて今年も開催が見送られることが正式に決まり、来年夏まで「再延期」になりました。
飯塚山笠は、舁(か)き手の減少で1960年代に一度途絶えましたが71年に市民祭として復活。今年は復活から50周年の節目に当たります。しのびないですね⋯。
【飯塚トリビア】
玄関のポストにぶら下がっている「わら」は何ですか?
「苞(つと)」と言います。
「飯塚山笠」は同市多田の日若神社で行われるお汐井(しおい)取りの神事で幕を開けます。
水法被に締め込み姿の男衆が、境内を流れる汐井川の砂を手桶(おけ)にすくい取り、「く」の字型に「わら」を編み上げた「苞(つと)」にお汐井(砂)を入れて町内に配り、1年間の無病息災を祈って玄関先に飾ります。