北九州市出身の芥川賞作家、村田喜代子さんが地元・北九州市立文学館で文学講座を開かれ、去年8月に出版した長編小説「新古事記」を紹介したというニュースを見ました。
第二次世界大戦中のアメリカで原爆開発のために集められた科学者の妻たちに焦点を当てたその物語は、実際の科学者の妻の手記が原案となっているとのことでした。
以下はニュースで放送された講座の模様です。
(原案は)1人の科学者の妻が書いたお話なんですね夫は原子爆弾の研究開発をしていたことを隠しながら ずっと書いているんですね読み終わった後で不思議な思いにとらわれたんですねこの世の中に自覚して悪人はいるんだろうか自覚しないで悪人はいっぱいいますね
NHK 北九州のニュースから引用
「自覚しない悪人はたくさんいる」。この言葉がとても重く響きました。